吉方位の南東へ。開運旅⑦ 酒飲み夫婦、和歌山の夜へ

紀三井寺へのお参りを終えた私たちは、この日のお宿がある和歌山駅へ向かいました。
山を登った施福寺。
文明の利器・ケーブルカーのお世話になった紀三井寺。
一日しっかりお参りをして、ようやくホテルにチェックインです。
最近、ビジネスホテルも高くなりました
今回泊まったのは、和歌山駅前にある
コンフォートホテル和歌山。
最近、ビジネスホテルもずいぶん高くなりましたよね。
「え? ビジネスホテルでこの値段?」
なんて驚くことも増えました。
私はアゴダやBooking.comなどの予約サイトも使いますが、最近はホテルの公式HPから直接予約することも多くなりました。
今回のお値段は、
2人で12,000円ほど。しかも朝食付き。
安いでしょ。
ホテルもきれいだったし、翌朝いただいた朝食もおいしかったですよ。
和歌山駅周辺でホテルを探す機会があれば、候補のひとつにしてもいいかもしれません。
さて。
ホテルに荷物を置いたら……
ここからが、ある意味もうひとつの旅の始まりです(笑)
酒飲み夫婦にとって、夕食は大切です
私たち夫婦にとって、旅先での夕食はかなり重要。
お酒が好きなので、
「どこで飲むか」
は大問題です(笑)
ファミレス系……
う~ん、違う。
洋食レストラン……
そんな洒落たところで、居酒屋並みに飲めるのか?
居酒屋チェーン……
せっかく和歌山まで来たのに、地元らしいものは食べられる?
なんて、あれこれ考えてしまいます。
だったら事前に予約しておけばいいんですけどね。
それをあまりしないのが私たち(笑)
ホテルはできるだけ繁華街の近くに取って、
その日の夜、
知らない街をぶらぶら歩きながらお店を探す。
これも旅の楽しみのひとつなんです。
「太平洋酒場」……大丈夫かな?
和歌山駅周辺を歩いていて、最初に見つけたのが、
「太平洋酒場」
というお店でした。
名前を見て、
「ん? チェーン店っぽい?」
なんて思った私。
まだ時間も早く、開いているお店もそれほど多くありません。
「まぁ、とりあえずここで一杯飲もうか」
ぐらいの気持ちで入ってみました。
最近よくあるのですが、
開店直後にお店へ行くと、その日の予約はいっぱいでも、
「予約のお客様が来られるまでの1時間くらいなら大丈夫ですよ」
と入れてもらえることがあります。
今回もそのパターンでした。
カウンター席に座って、
まずは、
かんぱ~~い。
せっかく和歌山に来たんですから、
魚介系のお料理をいろいろ注文しました。
写真は……
ありません(笑)
飲むのと食べるのに夢中で、すっかり忘れていました。
お料理、おいしいやん!
ところが、
食べてみると……
おいしい。
「あれ? ここ、ええんちゃう?」
私のテンションが上がり始めます(笑)
そして最近増えましたよね。
「ご注文はスマホからお願いします」
というお店。
あれ……
私、ちょっと苦手なんです。
スマホを出して、
QRコードを読み込んで、
メニューを探して、
また次の料理を探して……
めんどくさい(笑)
ところが、お店のお姉さんが、
「注文、聞きますよ」
と気軽に声をかけてくれました。
ありがと~~~。
こういうちょっとした対応って、
嬉しいんですよね。
若いだけかと思ったら、仕事もできるやん(笑)
カウンター席だったので、
そこからはカウンターの中のお兄さんに、
次々注文。
もちろん、
お酒もぐいぐいいきます(笑)
ふと見ると、カウンターの上には日本酒の銘柄がいろいろ書いてあります。
気になるお酒を見つけて、
「これ、どんなお酒?」
と聞いてみました。
すると、
そのお兄さんが実に的確に説明してくれるんです。
おっ。
若いだけかと思ったら、仕事もできるやん。
好感度、急上昇(笑)
料理がおいしい。
お酒もおいしい。
店員さんも感じがいい。
そうなると不思議なもので、
最初は、
「この店、大丈夫かな~」
なんて思っていたのに、
お店の印象がどんどん良くなっていきます。
旅先のカウンターで始まる会話
そしてカウンターの隣には、
私たちと同世代くらいの、ご夫婦らしきお二人。
もちろん、
お酒を飲んでいらっしゃいます。
そうなると……
会話、始めちゃいます(笑)
これがいいんですよね。
旅先のお店でたまたま隣になった人と、
どこから来たとか、
何を飲んでいるとか、
そんな他愛のない話をする。
名前も知らない。
この先、もう二度と会わないかもしれない。
でも、
その夜、その場所にたまたま居合わせて、
お酒を飲みながら笑って話す。
こういう時間も、
私にとっては旅の楽しみのひとつです。
「めっちゃええ店やったわ~~」
すっかりご満悦で、
太平洋酒場をあとにしました。
最初の、
「大丈夫かな?」
という心配を、
いい意味でがっつり裏切ってくれました(笑)
もちろん、一軒では帰りません
さて。
おいしいお酒も飲んだ。
お料理も食べた。
ホテルへ帰って……
とはなりません。
毎回、はしご酒です(笑)
次のお店を探して、
また和歌山の街をぶらぶら。
「ここ、感じええんちゃう?」
というお店を見つけても、
やっぱり連休中。
予約でいっぱいです。
そして歩いているうちに、
こぎれいな焼き鳥屋さんを見つけました。
おっ。
ここ、よさそうやん。
ということで、
二軒目はこちらへ。
見た目だけでは分からんもんです
さて。
この焼き鳥屋さん。
結果だけお伝えすると……
フツーでした(笑)
焼き鳥もフツー。
店員さんのサービスもフツー。
決して悪いお店だったわけではありません。
でも、
「ここ、ええ店見つけたなぁ!」
とはならなかったんですよね。
一軒目の太平洋酒場が、
料理だけでなく、
店員さんとのやりとりや、
隣のお客さんとの会話まで含めて楽しかっただけに、
余計にそう感じたのかもしれません。
そして思いました。
店構えがきれいだからといって、いいお店とは限らない。
反対に、
「ここ、大丈夫かな?」
なんて思いながら入ったお店が、
思いがけず心に残るお店になることもある。
これって、
お店だけじゃないのかもしれませんね。
最初の印象だけでは分からないことって、
案外たくさんあります。
実際に入ってみて、
食べてみて、
人と話してみて、
初めて分かる。
ちなみに二軒目の焼き鳥屋さん。
店名は……
覚えてません。
そういうことです(笑)
これもまた、旅の楽しみ
こうして、
和歌山の夜は更けていきました。
観音様にお参りするのも旅。
吉方位へ出かけるのも旅。
その土地のおいしいものをいただくのも旅。
そして、
知らない街をぶらぶら歩いて、
「ここ入ってみる?」
と扉を開けてみるのも旅。
予定していなかったお店で、
おいしい料理に出会ったり、
知らない人と話したり。
こういう予定表には載っていない時間が、
あとになって案外よく覚えていたりするんですよね。
だから私たち、
旅先での店探しをやめられないのかもしれません。
もちろん、
はしご酒も(笑)
吉方位の南東への旅。
翌日はまた、
西国三十三か所参りへ向かいます。

