大暑。夏はいよいよ、本番へ。

7月23日、二十四節気は**「大暑(たいしょ)」**を迎えます。
名前のとおり、一年で最も暑さが厳しくなる頃です。
江戸時代の暦の解説書『暦便覧(こよみびんらん)』(1787年)には、大暑を
「暑気いたりつまりたるゆえんなれば也」
と表現しています。
「暑さが極まる頃」という意味です。
小暑から少しずつ強まってきた夏の暑さが、この時期にピークを迎えます。
そして、その次に待っているのが立秋。
まだまだ暑い日は続きますが、暦の上では少しずつ秋へ向かう準備が始まります。
江戸時代の夏は、今より涼しかった?
大暑という言葉を調べていて、ふと疑問が湧きました。
江戸時代の夏って、どれくらい暑かったんだろう?
調べてみると、当時は「小氷期」と呼ばれる地球規模の寒冷期の影響を受けていたため、現代より平均気温は低かったそうです。
真夏でも最高気温は27~28℃ほど。
夜には20℃前後まで気温が下がり、今のような熱帯夜はほとんどありませんでした。
「それなら過ごしやすかったんだろうな。」
そう思いますよね。
でも、エアコンも扇風機もありません。
汗拭きシートも冷却グッズもありません。
もちろん着物で暮らしていた時代です。
そう考えると、当時の人たちも暑さと上手につき合うために、さまざまな工夫を重ねてきたのでしょう。
暑さを消すのではなく、涼を楽しむ
打ち水をする。
のれんを掛ける。
風鈴の音に耳を傾ける。
扇子やうちわで風を送る。
どれも気温そのものを下げるわけではありません。
それでも、人は五感を使って「涼しさ」を感じながら夏を過ごしてきました。
暑さをなくすことはできなくても、暮らしの中に心地よさをつくる。
そんな日本人の知恵が、今も季節の風景として残っています。
私なりの夏の楽しみ方
最近は毎日のように熱中症警戒アラートが出ています。
「今年は本当に暑いなぁ。」
そう思いながら、エアコンの効いた部屋で過ごす時間も増えました。
私は最近、編み物をしたり、『キングダム』を最初から見直したりしています(笑)。
花火大会の季節にもなりましたね。
我が家では週末になると、姫路セントラルパークから聞こえてくる花火の音が夏の訪れを知らせてくれます。
遠くから聞こえる「ドーン」という音だけでも、不思議と季節を感じるものです。
夏の楽しみ方は、人それぞれ。
外へ出かける人もいれば、涼しい部屋で好きな時間を過ごす人もいる。
どちらも、素敵な夏の過ごし方だと思います。
暑さはまだしばらく続きます。
無理をせず、体を大切にしながら、この季節ならではの風景や音、空気を楽しんでいきたいですね。

