白露|カエルのおっちゃんと、ひんやりした朝
二十四節気や七十二候。
昔から伝わる日本の季節を、もう少し身近に感じてもらえたらと思い、季節の絵を描いています。
もちろん、私があれこれ案を練りながら、AIとの共同作業で描いているんですけどね。
この季節の物語の主人公は、
「カエルのおっちゃん」です。
なんでカエル?
そう聞かれたら、ちょっと困るんですけど(笑)
これから季節が巡るたび、皆さんの前に登場する予定です。
今回は、二十四節気の「白露」を描きました。

朝の空気に、秋を見つける
朝、窓を開けたときや、新聞を取りに外へ出たとき、
「あれ? 今朝、ちょっとひんやりしてるやん」
そう思う朝ってありませんか?
昼間はまだまだ暑いし、
「秋になりました」
なんて言われても、
いやいや、どこがやねん(笑)
と思うんですけどね。
庭の木々はまだ青々としているし、田んぼにも夏の景色が残っています。
大きく何かが変わったわけではない。
でも、朝の空気だけが昨日までと少し違う。
そんな季節を描いてみました。
カエルのおっちゃんが迎えた白露の朝
カエルのおっちゃんが、いつものように朝の戸を開けたところ。
外へ出ようとした瞬間、思っていたより空気が冷たくて、
「おっ、ひやっとするな」
と、思わず肩をすくめています。
庭の石は、朝の湿り気を含んでしっとりと濡れています。
遠くの田んぼには薄い霧がかかり、まだ青いすすきが、静かな朝の風景に混じっています。
昨日と同じ庭。
昨日と同じ山。
いつもと変わらない朝のはずなのに、空気だけが少し違うんですよね。
二十四節気の「白露」とは
白露は、毎年9月7日頃に迎える二十四節気のひとつです。
夜の間に空気が冷え、草木の葉に白い露が宿り始める頃とされています。
秋は、
「はい、今日から秋ですよ」
と、わかりやすくやって来るわけではありません。
朝、戸を開けたときの少し冷たい空気。
湿り気を含んだ庭の石。
遠くの景色にかかる薄い霧。
そんな小さな変化の中に、秋が少しずつ混じり始めます。
まぁ、日が昇ったら、やっぱり暑いんですけどね(笑)
それでも朝のほんのひととき、
「あ、秋が来てるんやな」
そう感じられたなら、それが白露なのかもしれません。
絵と物語で、日本の季節をめぐる
これから二十四節気や七十二候が巡るたび、カエルのおっちゃんと一緒に、季節の絵と小さな物語をご紹介していきます。
昨日までとは少し違う風。
草木の色や、空の高さộng。
暮らしの中でふと出会う、日本の小さな季節を残していけたらと思っています。
明日の朝、窓を開けたときには、少しだけ空気を感じてみてくださいね。

