今年こそ、あく抜きします(たぶん)

子どものころ、タケノコのシーズンになると
祖母が作った煮物がよく届いてた。

当時はおいしさがよくわからなくて、正直、箸も出なかった。

それが大人になると、タケノコが大好きになってしまってて。

でも自分で買おうとすると、毎年同じところで止まる。

スーパーで丸々1本のタケノコを見て
「……これ、調理しきれる?」
って自問自答して、まぁまぁなお値段に二の足を踏んで、気づいたらあきらめてる(笑)。

ええ歳して、自分であく抜きしたことがない。

でも、SNSで流れてくるあく抜きの方法は「いつかのためにっ!」って、しっかり保存してたりする。

そんな毎年の逡巡を笑うように、今年も来ましたよ、タケノコの季節。

明日5月16日から、七十二候は第二十一候「竹笋生(たけのこしょうず)」に入ります。

竹の子が次々と地面から顔を出す、まさにそのままの季節のお知らせ。

七十二候というのは、一年を72の季節に分けた、古い暦の知恵。
「竹笋生」はそのひとつで、だいたい5月16日〜5月20日ごろにあたります。

こんな暦を書きながら、今年こそあく抜きしよう、と密かに決意を新たにしています(たぶん)。


この季節に旬を迎えるものが、ほかにもいくつか。

タケノコ(今日の主役)

アサリ。酒蒸し、バター炒め、お味噌汁……どれも最高やんか。潮の香りが春の終わりを感じさせてくれる。

ひなげしの花。淡いオレンジや赤が風に揺れる、はかなげな花。
……ここでアグネス・チャンを思い出した方、たぶん同世代です。こんにちは(笑)。

旬のものをいただくって、ただ「おいしい」だけじゃなくて、季節のエネルギーをそのまま体に取り込むことでもあると思ってる。

気学的な見方をすると、旬を味わう暮らしは、自然のリズムと自分のリズムを合わせていくこと。
運氣の流れとも、じつは深くつながってるんよね。

むずかしく考えなくていい。

「今日はアサリの酒蒸しにしよ」
「タケノコ、今年は買ってみようかな」

そのくらいの気軽さで、十分。

季節のものを、今月も味わってみてね。


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