めぐみの雨が降る季節。庭のユーカリはまだ眠っている。

明日4月20日から、二十四節気の「穀雨(こくう)」に入ります。

穀雨という言葉、なんか好きなんよね。
音の響きもそうやけど、意味がまたいいんです。

「百穀春雨(ひゃっこくはるさめ)」

あらゆる穀物を潤して育てる、めぐみの雨、という意味なんです。
農家さんたちはこの穀雨を目安にして、種まきを終わらせてきたんだとか。

雨の捉え方が、やっぱりちがう。
「めぐみの雨」って思って見上げると、空もちょっとちがいませんか?

■ 夏がやってくる

穀雨は、立夏のひとつ手前の節気です。

次の節気「立夏」を越えたら、暦の上では夏。
少しずつ、夏が近づいてきています。

昨年の夏があまりにも暑すぎたので、「また来るんか…」という気持ちがないといえば嘘になるんやけど(笑)、庭の木々を見ていると季節がちゃんと動いていることを、体で感じるんですよね。

芽が出てきた。緑が濃くなってきた。
自然はいつも、正直やなあと思う。

■ 七十二候「葭始生(あしはじめてしょうず)」

穀雨の初候は、「葭始生(あしはじめてしょうず)」。

水辺でアシがぐんと芽を出しはじめる頃です。

旬の食材は、新ごぼうと鯵(あじ)。
新ごぼうは香りがよくて、この時期だけの味わいがあります。

旬の花はチューリップ。
…うちのチューリップは、もう咲き終わりました。
はかないなあ。でも咲いている間、きれいだったからよしとします。

■ ユーカリのことが気になっている

昨年の秋に強剪定したユーカリが、まだ新芽を出していないんです。

他の木はみんなもう芽吹いているのに、ユーカリだけがずっと静かなまま。

「もしかして、枯れてしまった?」

もうしばらく、待ってみようと思っています。

剪定した枝、実はまだ花瓶に飾っているんです。
スワッグにしたものも。

もう半年近くになるけれど、ドライフラワー感が出てきてそれはそれでいい味わいになってる。

だからこそ、今年もしっかり芽吹いてほしい。
秋にはまたスワッグを作りたいから。

見守ることも庭仕事のうちやんね。

■ 穀雨は、種まきの季節

穀雨は、農の世界では種まきの目安とされてきた時期。

でもそれは、畑だけの話じゃないと思っています。

何か新しいことを始めようとしているなら、今はその種をそっと土に置いておく頃かもしれない。まだ芽が出なくても、地中でちゃんと準備が進んでいる。

私のユーカリみたいに(笑)、見えないところで動いていることもあるから。

今日のめぐみの雨が、あなたの種をそっと濡らしてくれますように。


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