【己巳の日、西の吉方位へ】世界遺産・厳島神社で知った「海に立つ大鳥居」の不思議
6月24日は、60日に一度巡ってくる吉日「己巳(つちのとみ)の日」。
この日は弁財天とのご縁が深く、金運や財運に良い日として知られています。
そして私にとって、この日の吉方位は「西」。
せっかくの良い日なので、西の吉方位にある広島・宮島の厳島神社へ参拝してきました。
久しぶりの一人旅
今回は夫がお仕事。
ということで、久しぶりの一人旅です。
朝早く家を出て新幹線へ向かい、駅のセブンイレブンで思わず目に留まったのが、「おは朝」とコラボした占いおにぎり。
こういうものを見ると、つい買ってしまうんですよね(笑)。
気になる結果は…
「金運アップ」
朝からちょっと気分が上がりました。
ところが天気は予報どおりの大雨。
しかも想像以上に寒く、ユニクロの薄手のパーカーでは震えるほどでした。
旅はいつも思いどおりにはいきません。
でも、それもまた旅の思い出になります。
海の上へ続く神社
宮島へ向かうJRフェリーに乗り込みます。
乗船時間は約10分。
短い時間ですが、JRフェリーは赤い大鳥居が正面に見えるよう航路を工夫して運航してくれます。
海の向こうに、ゆっくりと姿を現す朱色の大鳥居。
今回で二度目の訪問ですが、その姿を目にした瞬間、やっぱり見入ってしまいました。
厳島神社は、広島県廿日市市・宮島に鎮座する神社です。
平安時代末期の仁安3年(1168年)、平清盛によって現在の寝殿造りの壮麗な社殿へと修造され、「海の神殿」とも称される美しい景観が築かれました。
その歴史的・文化的価値が認められ、1996年にはユネスコ世界文化遺産に登録されています。
日本を代表する景勝地として、世界中から多くの人が訪れる理由がよくわかります。
フェリーで知った大鳥居の秘密
デッキで景色を眺めていると、船内放送が流れました。
そこで初めて知ったのですが、この大鳥居は海底に柱を埋め込んで建てられているのではありません。
自らの重さだけで自立しているというのです。
「えっ、そうなん?」
思わず心の中でつぶやいてしまいました(笑)。
高さは約16メートル。
総重量は約60トンともいわれています。
風の日もある。
波が高い日もある。
それでも何百年もの間、この場所に立ち続けている。
そう思うと、ただ美しいだけではなく、その姿に力強さまで感じられました。
干潮だから出会えた景色
前回訪れたときは満潮でした。
今回は干潮。
同じ場所なのに、まったく違う景色が広がっています。
大鳥居の足元まで見えているではありませんか。
「これは近くまで行かなきゃ。」
雨の中、神社へ向かいました。
途中では、宮島の鹿たちがお出迎え。
宮島の鹿は古くから神様のお使いとして親しまれています。
一頭が私のバッグを鼻でコンコン。
「ごめんね。あげるものないのよ。」
と、小声で話しかけながら通り過ぎました(笑)。
階段を下りると、大鳥居のすぐ近くまで歩いて行けます。
とはいえ、この日は雨。
干潮でもあちこちに水たまりができていて、足元を気にしながら写真撮影です。
でも、その雨のおかげで、海面も空もどこか幻想的に感じられました。
吉方位旅の楽しみ
吉方位へ行くというと、
「何か特別なことをしなければ。」
そんなふうに思われる方もいるかもしれません。
でも私は、その土地の空気を吸い、景色を眺め、神社で静かに手を合わせる。
それだけでも十分だと思っています。
その場所でしか見られない景色があり、その場所でしか知ることのできない歴史があります。
今回もフェリーの船内放送を聞かなければ、大鳥居が自らの重さだけで立っていることは知らないままだったかもしれません。
旅は景色を見るだけではなく、新しいことを知る喜びも運んできてくれます。
そして、一人旅だからこそ、自分のペースで立ち止まり、耳を傾け、心が動いた瞬間をゆっくり味わうことができました。
それも今回の吉方位旅でいただいた、大切なお土産だったように思います。
次回は、厳島神社の社殿や御朱印、そして雨の日だからこそ出会えた宮島の風景をご紹介したいと思います。


