一粒万倍日に蒔くのは、お金の種だけじゃない

6月12日は、
巳の日と一粒万倍日が重なる日です。
一粒万倍日は、
一粒の籾(もみ)が万倍の稲穂になるように、
始めたことが大きく育つとされる吉日。
そして巳の日は、
金運や財運を司る弁財天様とご縁のある日です。
蛇は弁財天様の使いともいわれ、
巳の日は昔から、金運や財運に良い日として親しまれてきました。
財布を新調する。
宝くじを買う。
新しい仕事を始める。
お金にまつわる願いごとをする。
そんなふうに過ごす方も多いかもしれません。
けれど、私はこの日を
ただの「金運アップの日」としてだけ見るのは、
少しもったいないように感じています。
占いのご相談を受けていると、
よく聞く言葉があります。
「お金が欲しいんです」
もちろん、お金は大切です。
生活するにも、
学ぶにも、
家族を守るにも、
好きなことをするにも、
お金があることで選べる道は広がります。
私も、あったら嬉しいです(笑)
けれど、じっくりお話を伺っていくと、
本当に欲しいのは
お金そのものではないことがあります。
安心して暮らしたい。
将来の不安を減らしたい。
好きなことをする時間が欲しい。
誰かに認めてもらいたい。
自分の力で人生を選びたい。
そうした願いが、
「お金が欲しい」という言葉になって
表れていることがあるのです。
お金は目的ではなく、
何かを叶えるための手段。
だからこそ、
巳の日や一粒万倍日のような金運にまつわる日は、
「もっとお金が欲しい」
と願うだけでなく、
「私は本当は何を増やしたいのだろう」
と自分に問いかけてみる日でもあります。
増やしたいのは、
安心でしょうか。
人とのご縁でしょうか。
挑戦する勇気でしょうか。
自分を大切にする時間でしょうか。
それとも、
もう一度何かを始めてみる力でしょうか。
一粒万倍日は、
大きなことを始めなければいけない日ではありません。
ほんの小さな一粒でいいのです。
気になっていた本を開く。
会いたい人に連絡する。
財布の中を整える。
使っていないものを手放す。
やってみたかったことを、ひとつだけ調べてみる。
そんな小さな一粒が、
未来の自分を助ける種になることがあります。
すぐに結果が出なくても大丈夫。
種は、蒔いた翌日に稲穂にはなりません。
土の中で根を張り、
水を吸い、
光を受けて、
少しずつ育っていきます。
人生の流れも、きっと同じです。
明日の巳の日と一粒万倍日。
金運を願うのも、もちろん良し。
でもその奥で、
自分が本当に増やしたいものにも
そっと目を向けてみてください。
その気づきこそが、
運氣を動かす最初の一粒になるかもしれません。
